キリスト受難劇の概要

受難劇の舞台
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1633年、オーバーアマガウではペストが大流行しました。その際住民は10年ごとにイエスキリストの受難を演じることを神様に誓いました。1634年に住民はその初めての誓いを果たしました。2000年にもアンマー・ヴァレーのこの村はその「受難劇」を行います。

数百年にわたり、オーバーアマガウは様々な困難にもかかわらず、厳粛な誓いと忠誠心のしるしと伝統を守ってきました。アマチュアの出演者たちは私たちの救い主イエス・キリストの生涯と苦難を再び演じます。

世界中からの旅行者が信仰告白であるこの劇に魅了されるでしょう。

オーバーアマガウはこれがその土壌に根付いていることによって世界中で有名であり、その劇が370年以上前と同じように効力をもち、それがドイツの傑出した文化イベントになっていることを、また証明するでしょう。

シナリオと音楽は現代風に改められていますが、伝統と誓いを堅く守るというアマチュアの出演者たちの元来のコンセプトは守られています。

この劇はエルサレム入城から復活と変容までのイエス・キリストの受難の物語です。朝9時に開演し、夕方5時30分頃に終わります。昼食時間は約3時間です。

受難劇のシナリオは1850年から1860年にオーバーアマガウ教区司祭Alois Daisenbergerによって改作されました。劇の構成は旧約聖書と新約聖書からの場面で成っています。

受難劇の音楽は1815年にオーバーアマガウの教師Rochus Dedlerによって書かれました。コーラスとオーケストラで彼の曲は今も劇全体を通して使われています。

2000年用の案内書の和訳です。誤訳があった場合は教えてね。

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